13 2026.10

1割が仲介サイト事業者に 25年度ふるさと納税島根県内寄付金 自治体、頼らないと集められず - 山陰中央新報デジタル

## 島根県ふるさと納税、寄付金の約1割が仲介サイト手数料に! 自治体が抱える集客のジレンマ

ふるさと納税は、応援したい自治体に寄付をすることで、地域の活性化を支援できる魅力的な制度です。しかし、その裏側では、自治体が寄付金を集めるために支払うコストが課題となっています。

* **寄付金の約1割が手数料に**
2025年度、島根県内の自治体がふるさと納税で受け入れる寄付金のうち、約1割が仲介サイト事業者への手数料として支払われる見込みであることが明らかになりました。寄付者からの温かい支援が、その一部を制度運営のためのコストに充当している現状が浮き彫りになっています。

* **自治体が仲介サイトに頼らざるを得ない背景**
多くの自治体が、ふるさと納税の寄付金集めにおいて、仲介サイトの利用を不可欠だと考えています。その背景には、全国の自治体が返礼品や広報でしのぎを削る激しい競争があります。自力だけで寄付者を募り、手続きを行うには、広大なPR網や専門的な事務処理能力が必要となり、多くの自治体にとって大きな負担となります。仲介サイトは、幅広い寄付者層への情報発信、魅力的な返礼品の紹介、そして複雑な申し込み手続きの代行を一手に引き受けるため、自治体は効率的に寄付金を集める上で頼らざるを得ないのです。

* **コストと効果のジレンマ**
仲介サイトへの手数料は、自治体にとって決して小さくない出費です。しかし、「頼らなければ寄付金を集められない」という現実が、このコストを必要経費として受け入れざるを得ない状況を生み出しています。地域振興や財源確保のためにふるさと納税を積極的に活用したい自治体にとって、この手数料は、寄付金を呼び込むための重要な「投資」と位置づけられていると言えるでしょう。

* **今後のふるさと納税のあり方**
今後、自治体は仲介サイトの活用を継続しつつも、手数料負担を抑えながら、いかにして地域の魅力を最大限に発信し、寄付者との直接的なつながりを深めていくかが問われます。ふるさと納税制度が持続可能で、かつ自治体と寄付者双方にとってより良い形となるよう、工夫と模索が続けられることでしょう。