19 2026.03

医療費控除したら「ふるさと納税」が消えた! ワンストップ特例が無効になる落とし穴 - ファイナンシャルフィールド

ふるさと納税と医療費控除、どちらも家計に嬉しい税制優遇制度ですが、この二つを併用する際に思わぬ落とし穴があることをご存じでしょうか。「医療費控除のために確定申告をしたら、ふるさと納税の控除が消えてしまった!」という事態に陥らないよう、注意すべきポイントを解説します。

・**ワンストップ特例制度の落とし穴**
ふるさと納税には、確定申告が不要で手軽に税額控除を受けられる「ワンストップ特例制度」があります。これは、寄付先が5自治体以内であれば、各自治体に申請書を送るだけで控除が適用される便利な仕組みです。しかし、このワンストップ特例制度は「確定申告をしない人」が利用できる制度であるという重要な前提があります。

・**医療費控除と確定申告の義務**
一方、医療費控除は、年間で一定額以上の医療費を支払った場合に所得控除を受けられる制度です。この医療費控除を受けるためには、必ず確定申告を行う必要があります。ここに、ふるさと納税のワンストップ特例との間の大きなギャップが存在します。

・**確定申告がワンストップ特例を無効にする**
もし、ふるさと納税をワンストップ特例で申請した後で、医療費控除を受けるために確定申告をした場合、ワンストップ特例で申請した内容は自動的に無効化されてしまいます。確定申告を行うと、その年の全ての所得や控除に関する情報が確定申告書の内容に一本化されるため、ワンストップ特例による申請は上書きされる形となるのです。

・**大切な控除を失わないために**
このとき、確定申告書にふるさと納税(寄付金控除)に関する記載を忘れてしまうと、せっかく行ったふるさと納税分の控除が全く受けられなくなる、という事態が発生します。大切な控除が泡と消えてしまうことのないよう、以下の点に注意しましょう。

・**対策と注意点**
医療費控除の適用を受けるために確定申告をする