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返礼品の牛肉で産地偽装 “故意の偽装ではない”と釈明も 把握後も出荷を止めず(テレビ朝日系(ANN)) - Yahoo!ニュース

ふるさと納税の返礼品を巡り、信頼を揺るがす深刻な産地偽装問題が発覚しました。大阪府泉佐野市の返礼品として提供されていた牛肉において、販売元企業がアメリカ産牛肉を「国産」と偽って出荷していたことが明らかになりました。

・**発覚した産地偽装の概要**
この問題を起こしたのは、泉佐野市のふるさと納税返礼品である「熟成肉」を取り扱っていた大阪市の食肉販売会社「肉のスギモト」です。同社は、2022年4月から2023年3月までの約1年間、アメリカ産の牛肉を「国産」と表示し、約1万5000セット、金額にして約1億5000万円相当の返礼品を寄付者へ送付していました。

・**釈明と悪質な継続出荷**
「肉のスギモト」は当初、「故意の偽装ではない」と釈明しました。しかし、さらに調査が進むと、同社が産地偽装の事実を把握した後も、約1年間にわたって偽装された牛肉の出荷を止めず、提供し続けていたことが判明しました。この行為は、単なる誤表示にとどまらない、消費者を欺く悪質な意図があったと見られ、問題の深刻さを一層際立たせています。

・**泉佐野市の厳正な対応と寄付者への影響**
事態を重く受け止めた泉佐野市は、「悪質性が高い」と判断し、「肉のスギモト」をふるさと納税の返礼品事業者から除外する方針を決定しました。また、偽装された牛肉を受け取ってしまった寄付者に対しては、返礼品の再送や返金といった対応を検討しており、信頼回復に向けた措置を進めています。

この一件は、ふるさと納税制度の透明性と信頼性を根底から揺るがすものであり、返礼品の品質管理や事業者選定の厳格化が改めて喫緊の課題として浮上しています。寄付者の期待を裏切る行為は決して許されず、今後の再発防止策に大きな注目が集まっています。