08 2026.01

「寂しい限り」ブリ不漁でひみ寒ぶり宣言の見通し立たず ふるさと納税にも影響 氷見市 - 日テレNEWS NNN

富山県氷見市の冬の味覚として全国に名高いブランド魚「ひみ寒ぶり」が、今シーズン深刻な不漁に見舞われています。例年、漁獲状況に応じて発表される「ひみ寒ぶり」の宣言は、まだ見通しが立っておらず、関係者からは「寂しい限り」との声が聞かれています。

・**高級ブランド「ひみ寒ぶり」の現状**
「ひみ寒ぶり」は、氷見漁港で定置網漁によって水揚げされ、一定の基準を満たした最高級のブリに与えられる特別な称号です。その年の漁獲状況や脂の乗り具合などから、氷見魚ブランド対策協議会が「ひみ寒ぶり」として認定する「宣言」が行われ、全国の食卓に冬の訪れを告げる風物詩となっています。しかし、今シーズンは肝心のブリの群れがなかなか氷見沖に現れず、漁獲量が極めて低調に推移しているため、宣言の発表ができない状況が続いています。

・**地域経済への深刻な影響**
この不漁は、漁業者に直接的な打撃を与えるだけでなく、氷見市全体の経済にも大きな影を落としています。特に、氷見市にとって「ひみ寒ぶり」は、ふるさと納税の返礼品として非常に人気が高く、多くの寄付を集める目玉商品です。宣言が見送られ、市場に出回るブリが少なくなれば、ふるさと納税の寄付額減少に直結する懸念が現実味を帯びています。

・**観光業や関連産業にも波及**
さらに、高級ブリを求めて氷見市を訪れる観光客の減少や、地元飲食店、宿泊施設など、関連するあらゆる産業にも悪影響が波及する恐れがあります。「ひみ寒ぶり」は単なる魚介類ではなく、氷見市のブランドイメージと地域経済を支える重要な柱であるため、その不漁は地域全体にとって深刻な課題となっています。今後の漁獲状況が改善し、一日も早く「ひみ寒ぶり」の宣言が行われることが、地元関係者から強く望まれています。