06 2026.01

転売対策で決断…「長岡花火」ふるさと納税の返礼チケットを廃止、市民感情に配慮 - 新潟日報

日本三大花火の一つとして知られ、多くの人々を魅了する長岡花火大会。そのチケットが、ふるさと納税の返礼品から廃止されることが決定しました。これは、近年深刻化していたチケットの転売問題と、地元市民からの強い要望に応えるための重要な決断です。

・**長岡花火、ふるさと納税返礼チケット廃止へ**
新潟県長岡市が誇る長岡花火は、平和への祈りを込めて打ち上げられる壮大なスケールが特徴で、全国から多くの観覧客が訪れる一大イベントです。これまで、この人気花火大会の特別観覧席チケットは、ふるさと納税の返礼品としても提供され、寄付者からの高い需要を集めていました。しかし、この制度が思わぬ問題を引き起こしていました。

・**高まる転売問題と市民の声**
ふるさと納税の返礼品として提供されるチケットは、その希少性からインターネット上などで高額転売されるケースが後を絶たず、本当に花火を楽しみにしている一般の観覧希望者や地元市民が適正な価格でチケットを入手しにくい状況が常態化していました。これに対し、市民からは「地元のお祭りなのに、なぜ自分たちがチケットを取りにくいのか」「転売によって利益を得る行為は許せない」といった不満の声が多数寄せられていました。長岡市は、こうした市民感情に真摯に耳を傾け、公平な観覧機会の確保を求める声に応える必要性を強く認識していました。

・**公平な鑑賞機会の確保へ**
今回の返礼チケット廃止の決断は、転売行為を抑制し、より多くの人々が公平な方法で長岡花火を鑑賞できる環境を整えることを目的としています。今後、チケットの販売方法については、転売対策を強化しつつ、市民や一般観覧客が公正なプロセスで入手できるよう、新たな仕組みが検討されるものと期待されます。この英断が、長岡花火が持つ本来の魅力と感動を、より多くの人々に届けるきっかけとなるでしょう。