08 2025.11

9月の実質消費支出1.8%増加 ふるさと納税の駆け込みや自動車購入などで5カ月連続のプラス - テレ東BIZ

9月の家計における実質消費支出が、前年同月比で1.8%増加したことが明らかになりました。これは物価変動の影響を除いた、私たちの暮らしに直結する消費の動きを示す重要な経済指標です。今回の増加で5カ月連続のプラス成長となり、消費が堅調に推移していることがうかがえます。

・消費支出増加の主な要因
この消費支出の伸びを牽引したのは、主に二つの要因が挙げられます。一つは「ふるさと納税」の駆け込み需要です。年末が近づくにつれて、制度を活用しようとする動きが活発になり、寄付に伴う返礼品などの購入が消費を押し上げたと考えられます。もう一つは、自動車の購入が好調だったことです。高額な買い物である自動車の販売が増加したことも、全体の消費支出を大きく押し上げる要因となりました。

・5カ月連続の増加
今回の増加により、実質消費支出は5カ月連続で前年同月を上回る結果となりました。これは、個人消費が一定の回復基調にあることを示しており、今後の日本経済の動向を占う上で注目されます。特に、年末商戦に向けて消費活動がどのように推移していくのか、引き続き関心が集まることでしょう。