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2026年福袋は物価高で「ふるさと納税」が増加 干支の午やデパ地下寿司サブスク2026円…「ガチャ」「推し」「体験型」も - FNNプライムオンライン

2026年の福袋商戦は、物価高騰が続く経済状況を背景に、新たなトレンドが生まれています。消費者の節約志向と賢い消費行動が加速する中、福袋の選び方や内容にも変化が見られます。

・物価高騰とふるさと納税の連携
物価の上昇が家計を圧迫する中、福袋購入においても「お得感」への意識がこれまで以上に高まっています。その中で特に注目を集めているのが、ふるさと納税と連携した福袋です。実質的な負担を抑えながら、地域の特産品や魅力的な商品を返礼品として手に入れられるため、賢く新年のお楽しみを確保する選択肢として人気を集めています。

・多様化する福袋のトレンド
2026年の福袋は、単なる商品の詰め合わせに留まらず、消費者の多様なニーズやライフスタイルに合わせたユニークな企画が特徴です。
・「干支の午」をモチーフにした商品や、2026年という年号にちなんだ2026円でのデパ地下寿司サブスクリプションなど、遊び心と記念日性が融合した商品が登場しています。
・近年人気の「ガチャ」形式を取り入れ、何が出るか分からないワクワク感を提供する福袋も増加。開けるまでの期待感も商品価値の一部となっています。
・特定のアニメキャラクターやアイドルを応援する「推し活」に特化した福袋も健在で、ファンにとっては見逃せないアイテムが詰まっています。
・モノ消費からコト消費へのシフトを反映し、旅行や食事体験、ワークショップなど「体験型」の福袋もさらに充実。記憶に残る特別な時間を贈る選択肢として人気を博しています。

これらのトレンドは、福袋が単なるお買い得品から、個人の趣味嗜好やライフスタイルに合わせた「特別な体験」や「パーソナルな価値」を提供するものへと進化していることを示しています。物価高の逆風下でも、消費者の心を掴む魅力的な福袋が、新年の幕開けを彩ることでしょう。