30 2025.09

ふるさと納税ポイント禁止 競争過熱で - 北海道新聞デジタル

ふるさと納税制度において、自治体間の競争が過熱する中で、新たな動きが見られます。この度、ふるさと納税における「ポイント制度」が禁止されることになりました。

・過熱する返礼品競争への対応
ふるさと納税は、応援したい自治体に寄付をすることで、税制上の優遇を受けつつ、その自治体から地域の特産品などを返礼品として受け取ることができる制度です。地方創生や地域活性化を目的として導入されましたが、近年では寄付額に応じて高額な返礼品や、実質的な割引となるポイントを付与する自治体が増え、寄付金獲得のための競争が過熱していると指摘されてきました。

・ポイント制度禁止の背景
特に問題視されたのがポイント制度です。これは、寄付者がいったんポイントを受け取り、後日そのポイントを使って自由に返礼品を選ぶことができる仕組みで、寄付者にとっては利便性が高いとされていました。しかし、このポイント制度が、より多くの寄付を集めるための「過度な競争」を助長しているとの批判が高まり、制度の健全性や公平性を損ねる可能性があると懸念されていました。

・制度本来の趣旨への回帰
今回のポイント制度禁止は、こうした過熱した競争を是正し、ふるさと納税制度が本来目指す「地域への貢献」という趣旨を再認識させる狙いがあると考えられます。寄付者には、返礼品の内容だけでなく、自治体の魅力や寄付金がどのように地域で活用されるかといった点にも目を向けることが期待されます。また、自治体側も、単に魅力的な返礼品を提供するだけでなく、地域資源の活用や寄付金の効果的な使い道をアピールすることが、より重要になるでしょう。この変更により、ふるさと納税制度がより本来の目的に沿った形で運用され、持続可能な発展を遂げることが期待されます。