30 2025.09

「ポイント禁止」に理解呼び掛け=ふるさと納税巡り総務相 - 時事通信ニュース

総務大臣は、ふるさと納税制度における「ポイント付与の禁止」について、国民や自治体への理解を求めました。この呼びかけは、ふるさと納税が持つ本来の目的を堅持し、制度の健全な運用と公平性の確保を目指すものです。

・ふるさと納税制度の背景と課題
ふるさと納税は、応援したい自治体に寄付をすることで税制上の優遇を受けられ、さらにその地域の特産品などを返礼品として受け取れる人気の制度です。しかし、制度の普及とともに、一部の自治体では寄付額に応じて金銭的価値のあるポイントを付与するケースが見られるようになりました。こうしたポイントは、寄付額の3割を超える返礼品や換金性の高い返礼品につながることもあり、過度な返礼品競争を招き、制度本来の「地域活性化」や「寄付文化の醸成」という趣旨から逸脱しているとの指摘が上がっていました。

・総務省の狙い
総務省はこれまでも、返礼品の割合を寄付額の3割以下にすることや、地場産品に限定するといったルールを設けて、制度の適正化を図ってきました。今回の「ポイント禁止」への理解呼びかけも、その一環です。ポイント付与を明確に制限することで、自治体間の競争が返礼品の豪華さではなく、地域の魅力や寄付金の使途の透明性、地域貢献の度合いといった本質的な部分で展開されることを期待しています。

・今後の展望
この方針により、寄付者にとっては返礼品選びの基準がより明確になり、自治体にとっては本来の魅力ある地域づくりや、寄付金の有効な活用策で勝負する機会が増えることが期待されます。総務省は今後も、ふるさと納税制度が本来の趣旨に沿って適切に運用されるよう、関係者への働きかけを続けていく方針です。