28 2025.09

ふるさと納税ポイント付与禁止で気仙沼市でも”駆け込み”寄付 - nhk.or.jp

ふるさと納税制度の大きな変更を前に、宮城県気仙沼市でも「駆け込み寄付」が急増しています。これは、これまで一部の自治体で導入されていた、寄付額に応じて付与されるポイント制度が終了することに伴う動きです。

・ふるさと納税は、応援したい自治体を選んで寄付することで、税制上の優遇を受けつつ、その地域の特産品などを返礼品として受け取れる制度です。この制度は、地域の魅力を全国に発信し、地方創生に貢献する目的で多くの人々に利用されてきました。しかし、自治体間の寄付獲得競争が過熱する中で、寄付額に応じて後日好きな返礼品と交換できる「ポイント」を付与する仕組みを導入する自治体も現れました。

・このポイント制度は、寄付者にとって返礼品選びの自由度が高まる大きなメリットがありましたが、制度本来の趣旨との乖離や、過度な競争を招くとして問題視されていました。これを受け、総務省は2023年10月以降、このポイント付与を全面的に禁止する方針を決定しました。

・この制度変更の発表後、気仙沼市でも、ポイント制度を活用して寄付を行いたいと考える人々からの申し込みが殺到しました。ポイント付与がなくなる前に、少しでもお得に制度を利用したいという寄付者の心理が強く働き、期限直前には例年を大きく上回る寄付が集中したとみられます。多くの寄付者が、貯めていたポイントを使い切ったり、新たなポイントを獲得しようと駆け込みで寄付を行った結果、気仙沼市もその影響を大きく受けた形です。

・今回の制度変更は、ふるさと納税が本来の目的である地域活性化に立ち返り、より公平で持続可能な制度となることを目指しています。今後、各自治体は、ポイントに頼らず、地域の魅力や特産品そのものの価値を最大限に引き出すことで、寄付を募る新たな戦略が求められることになります。