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ふるさと納税は「税の共食い」か「救世主」か 勝者と敗者が語る制度の在り方 - 日経ビジネス電子版

## ふるさと納税は、地方を潤す「救世主」か、それとも税収を奪い合う「共食い」か?

日本の地域活性化策として導入された「ふるさと納税」制度は、今やその是非を巡って大きな議論を呼んでいます。この制度が、地方に新たな財源をもたらし、地域の魅力を全国に発信する「救世主」となり得る一方で、自治体間の税収を奪い合い、特定の地域に偏った利益をもたらす「税の共食い」であるという声も少なくありません。

・**地方創生の光と影**
ふるさと納税は、寄付を通じて応援したい自治体に税金を納め、その見返りとして地域の特産品などを受け取れる仕組みです。これにより、過疎に悩む地方自治体は、これまで得られなかった貴重な財源を獲得し、地域独自の文化や産業を活性化させる大きなチャンスを得ました。全国各地の隠れた名産品が脚光を浴び、地域経済に活気をもたらしているのは紛れもない事実です。地域によっては、観光客誘致や雇用創出にも繋がり、地方創生の一翼を担っています。

・**制度が抱える課題**
しかし、その一方で、特に都市部の自治体からは、住民税の流出による税収減が深刻な問題として指摘されています。多額の税収が地方へ流出することで、都市部の公共サービス維持に支障をきたす可能性も懸念されています。また、寄付を集めるための返礼品競争が過熱し、高額な返礼品が制度本来の「応援」という趣旨から逸脱しているのではないかという批判も