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楽天G、総務省を提訴 ふるさと納税ポイント禁止の無効確認求める - Reuters

IT大手の楽天グループが、ふるさと納税制度における総務省の施策に対し、法的措置に踏み切ったことが明らかになりました。同社は、ふるさと納税の寄付に対してポイントを付与することを禁じる総務省の通知について、その無効確認を求めて東京地方裁判所に提訴しました。

・提訴の背景にあるふるさと納税制度
ふるさと納税は、応援したい自治体に寄付をすることで、税制上の優遇を受けながら、その自治体の特産品などの返礼品を受け取れる制度です。しかし、制度開始以来、一部の自治体による過度な返礼品競争が問題視されてきました。これに対し総務省は、返礼品の価格割合を寄付額の3割以下に抑えることや、地場産品に限ることなど、段階的に規制を強化してきました。今回の訴訟の対象となっている「ポイント付与の禁止」も、こうした規制強化の一環として、2019年6月から原則として導入されたものです。

・楽天グループの主張と狙い
楽天グループは、自社が運営する「楽天ふるさと納税」を通じて、これまで寄付額に応じた楽天ポイントの付与を行ってきました。楽天ポイントは、同社の多岐にわたるサービスで利用できる共通ポイントであり、楽天経済圏における重要な要素の一つです。寄付者にとっては、ふるさと納税を利用する際の大きなインセンティブとなっていました。今回の提訴は、総務省によるポイント付与禁止措置が、法的根拠を欠くか、または裁量権を逸脱していると楽天側が判断していることを示唆しています。同社は、この禁止措置が「無効である」ことを司法の場で確認することで、再びふるさと納税におけるポイント付与が可能となる状況を目指しているとみられます。

・今後の展開
この訴訟は、ふるさと納税制度の運用における国の権限と、事業者側の自由な経済活動のバランスを問うものとなります。裁判の行方は、今後のふるさと納税市場における競争環境や、ポイント経済圏のあり方にも少なからず影響を与える可能性があります。司法の判断が注目されます。