26 2026.09

ふるさと納税の経費率引き下げ 半数以上“値上げ”か “体験型”魅力アップも(テレ朝NEWS) - dメニューニュース

ふるさと納税制度が、この秋から新たな局面を迎えます。10月以降、制度の運用ルールが一部変更され、寄付者や自治体双方に影響が出ると見られています。

・**経費率引き下げで実質「値上げ」の可能性**
総務省は、ふるさと納税における返礼品の調達費や送料など、自治体が寄付額から支出できる「経費率」の上限を引き下げる方針を打ち出しました。これにより、自治体が返礼品にかけられる費用が実質的に減少します。結果として、これまでと同額の寄付に対して提供される返礼品の内容が見直され、寄付者にとっては、実質的な「値上げ」と感じられるケースが半数以上に及ぶ可能性があると報じられています。同じ寄付額でも、以前より返礼品の品数が減ったり、量が少なくなったりすることが予想されます。

・**「体験型」返礼品に注目集まる**
こうした状況の中で、特に注目を集めているのが「体験型」の返礼品です。地域の特産品を送るだけでなく、その地域での宿泊券や食事券、農業体験、伝統工芸体験など、思い出に残る特別な「コト」を提供する返礼品が増加傾向にあります。これは、寄付者が単なる品物だけでなく、地域の魅力や文化に直接触れることができるため、寄付の満足度向上に繋がり、地域経済の活性化にも貢献すると期待されています。

・**参加自治体は継続、総務省が全て認可**
制度の根幹に関わる自治体の参加状況については、安心材料があります。10月以降も、ふるさと納税に参加を希望する全ての自治体が、総務省によって継続して認められる方針が示されました。これにより、寄付者は引き続き多様な地域の魅力的な返礼品を選ぶことができ、自治体側も安定して地域振興のための財源を確保できる見込みです。

今回の制度改正は、ふるさと納税がより地域の魅力に根ざした、持続可能な制度へと進化するきっかけとなるかもしれません。寄付者にとっては、返礼品の選び方がこれまで以上に重要となり、「モノ」から「コト」への価値観の変化が、今後のふるさと納税のトレンドを形成していくでしょう。