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ふるさと納税 多額手数料、自治体から流出 寄付集め 事業者頼みに - 山陰中央新報デジタル

ふるさと納税制度は、地域活性化や納税者の応援したい自治体への寄付を促す仕組みとして定着していますが、その裏側で新たな課題が浮上しています。多額の手数料が自治体の財源から外部の事業者に流出し、本来地域に還元されるべき寄付金の一部が失われている現状が指摘されています。

・寄付集めを外部事業者に頼る背景
多くの自治体は、ふるさと納税の寄付額を増やすため、専門知識や広範なネットワークを持つ外部の事業者(ふるさと納税ポータルサイト運営会社など)に、寄付の募集や返礼品の選定、事務処理などの業務を委託しています。これにより、自治体は効率的に寄付を集めることができる一方で、その対価として多額の手数料を支払うことになります。

・自治体財源への影響
この手数料は、寄付総額の一定割合を占めることが多く、結果として自治体が実際に受け取る純粋な寄付金が減少します。本来であれば、寄付金は地域の公共サービスや産業振興、子育て支援など、様々な形で住民のために活用されるべきものですが、手数料として外部に支払われることで、自治体の財源が圧迫され、地域に還元される資金が目減りする恐れがあります。

・制度運用の持続可能性への課題
自治体が寄付集めを外部事業者に大きく依存する現状は、制度の透明性や持続可能性にも影響を与えかねません。手数料の適正化や、自治体自身が寄付者との直接的な関係を強化し、魅力的な地域資源を自ら発信する能力を高めることが、今後のふるさと納税制度をより健全に発展させるための重要な課題となっています。