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菅元首相引退「後進に道譲る」 ふるさと納税・「令和おじさん」 長官時代、強権的な面も - 朝日新聞

菅義偉元首相が、長きにわたる政治家としての活動に幕を下ろすことを表明しました。「後進に道を譲る」との言葉に、その決断が込められています。国民に大きな影響を与えた政策や、記憶に残る場面を数多く残してきた菅氏のキャリアを振り返ります。

・ふるさと納税の推進者
菅氏の政治家としての功績として特に知られるのが、「ふるさと納税」制度の推進です。総務大臣時代から構想を温め、官房長官時代には制度の拡充に尽力しました。この制度は、地方創生と地域活性化を目的とし、納税者が応援したい自治体を選んで寄付することで、その地域の発展を後押しするという画期的な仕組みとして定着しました。全国各地の特産品が返礼品として送られることで、多くの国民が地方とのつながりを感じるきっかけにもなっています。

・「令和おじさん」としての親しみやすさ
2019年、新元号「令和」の発表時には、当時の官房長官として菅氏が掲げた墨書が国民の記憶に深く刻まれました。その落ち着いた佇まいと、新時代への期待を込めた発表は、彼に「令和おじさん」という愛称をもたらし、それまでとは異なる親しみやすいイメージを国民に与えました。この瞬間は、多くの人々にとって歴史的な出来事として記憶されています。

・官房長官時代の強いリーダーシップ
歴代最長となる7年9ヶ月にわたり官房長官を務めた菅氏は、安倍政権の屋台骨として、政府の政策決定や実行において中心的な役割を担いました。その強いリーダーシップと、政策を確実に推進する手腕は高く評価される一方で、時には「強権的」と評されることもありました。政府全体を掌握し、安定した政権運営に貢献したその政治スタイルは、多くの議論を呼びながらも、日本の政治に大きな足跡を残しました。

長年にわたり日本の政治を支え、数々の重要な局面でリーダーシップを発揮してきた菅元首相。その引退は、今後の日本の政界に新たな動きをもたらすことでしょう。