ふるさと納税返礼品にＵＳＪの入場券大阪市「万博後の盛り上がりを維持したい」４万円寄付で１日券を１枚

・大阪市が、ふるさと納税の新たな返礼品として、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン（USJ）の入場券を導入する方針を固めました。これは、2025年大阪・関西万博の開催を控える大阪市が、万博終了後の観光客誘致と経済効果の持続を目指す、重要な戦略の一環として注目されています。

・この新しい返礼品では、4万円の寄付に対して、USJの1日券「スタジオ・パス」が1枚提供される予定です。現在、USJの運営会社であるユー・エス・ジェイとの間で最終的な調整が進められており、早ければ年内にも制度がスタートする見込みです。

・これまで大阪市は、市内で製造・加工された特産品や、市主催イベントの招待券などをふるさと納税の返礼品としてきましたが、USJの入場券が加わるのは今回が初めてとなります。USJは大阪市内に立地するものの、その運営会社が外資系であることなどから、返礼品化についてはこれまで慎重な議論が重ねられてきました。

・しかし、大阪市は万博後のさらなる経済活性化と観光振興の重要性を鑑み、今回の方針転換に至りました。市は「USJは国内外から非常に多くの人々が訪れる、大阪を代表する観光拠点です。ふるさと納税の返礼品とすることで、万博後も