29 2025.10

ふるさと納税で税収減続く都内自治体、「レア体験」で攻勢…新幹線基地ツアーやコスプレ体験人気 - 読売新聞オンライン

ふるさと納税制度が定着する中、東京都内の自治体では税収減に歯止めがかからない状況が続いています。この課題に立ち向かうため、各自治体は従来の特産品とは一線を画す、ユニークな「体験型返礼品」で寄付者の獲得に乗り出しており、特に「レア体験」が大きな注目を集めています。

・ふるさと納税による税収減に悩む都内自治体
ふるさと納税は、寄付者が選んだ自治体に寄付をすることで、居住地の住民税などが控除される制度です。これにより、多くの税金が都市部から地方へと流れる傾向があり、特に都内の自治体は深刻な税収減に直面しています。この状況を打開するため、各自治体は寄付者の心を掴む新たな返礼品開発に力を入れています。

・都市ならではの「レア体験」で勝負
そこで注目されているのが、その地域ならではの特別な体験を返礼品とする「体験型返礼品」です。都内の自治体は、地方の特産品と差別化を図り、都市部だからこそ提供できる希少性の高い体験を企画。これが、寄付者に新たな価値を提供し、好評を博しています。

・人気を集める新幹線基地ツアー
特に人気を集めている返礼品の一つが、普段は立ち入ることができない「新幹線基地ツアー」です。間近で車両を見学したり、関係者しか知らない裏側を知ったりできるといった非日常的な体験は、鉄道ファンだけでなく多くの人々の好奇心を刺激しています。こうした特別な機会は、モノの返礼品では得られない、記憶に残る価値として高い評価を受けています。

・非日常を演出するコスプレ体験も好評
また、アニメや漫画といった日本のポップカルチャーを象徴する「コスプレ体験」も、ユニークな返礼品として人気を博しています。特定の場所でプロの衣装やメイクを体験し、憧れのキャラクターになりきって撮影ができるといった企画は、非日常的な楽しさと特別な思い出作りの機会を提供し、幅広い層からの支持を得ています。

・記憶に残る価値で寄付者を魅了
都内自治体が提供するこれらの体験型返礼品は、単なる物品の提供にとどまらず、寄付者に感動や喜びといった「記憶に残る価値」を提供しています。モノが溢れる現代において、ここでしか味わえない特別な体験は、ふるさと納税の新たな魅力を引き出し、税収回復に向けた強力な一手となっています。