09 2025.10

「ふるさと納税巡る交付金減額は違法」泉佐野市が取り消し求めた裁判“やり直し”控訴審で市側が勝訴 「減額はコロナ禍が始まったころで市として非常に苦しかった」と担当者 - FNNプライムオンライン

・泉佐野市、ふるさと納税関連交付金減額訴訟で勝訴

大阪府泉佐野市が、ふるさと納税制度を巡る地方交付税の減額処分は違法であるとして、国にその取り消しを求めた裁判の控訴審で、市側が勝訴しました。この判決は、ふるさと納税制度の運用における国の自治体への関与のあり方について、重要な一石を投じるものとなる可能性があります。

・「違法な減額」と主張、控訴審で再び審理

泉佐野市は、ふるさと納税の寄付を過度に集めたとして、国から制度の対象外とされた経緯があります。これに伴い、国は市に交付すべき地方交付税を減額。市はこの減額処分を不服とし、「違法な措置である」として裁判を起こしました。一度は市側の訴えが退けられましたが、上級審で「やり直し」の判決が出され、再び控訴審で審理が進められていました。今回の判決は、市側の主張を認めた形となります。

・コロナ禍での減額、市の財政を圧迫

泉佐野市の担当者は、今回の交付金減額について「コロナ禍が始まったころで、市として非常に苦しかった」とコメントしています。世界的なパンデミックによる経済的な影響が広がり、自治体の財政負担が増大する中で、地方交付税の減額は市の運営に深刻な影響を与えていたことがうかがえます。市にとって、今回の勝訴は財政面でも大きな意味を持つでしょう。

・今回の判決が示す意味

今回の勝訴は、泉佐野市が主張してきた「不当な減額」が法的に認められたことを意味します。この判決は、ふるさと納税制度における国の自治体への介入のあり方や、地方交付税の運用について、改めて議論を促すものとなるでしょう。今後の国の対応や、他の自治体への影響が注目されます。