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ふるさと納税ポイント禁止 競争過熱で - 中日新聞Web

ふるさと納税制度に大きな転換期が訪れています。寄付の過熱競争に歯止めをかけるため、これまで一部の自治体で提供されてきた「ポイント制度」が禁止される見通しとなりました。

・**過熱する競争に終止符**
ふるさと納税は、応援したい自治体に寄付をすることで、税金の控除が受けられ、その地域の特産品などを返礼品として受け取れる魅力的な制度です。しかし、近年、自治体間の寄付獲得競争が激化し、特に換金性の高い商品券や電子マネー、特定の店舗で使えるポイントなどを返礼品として提供するケースが増加していました。これにより、本来の地域活性化という目的が薄れ、寄付額に対する「お得感」を競う側面が強まり、制度の健全性が問われる事態となっていました。

・**ポイント制度禁止の背景**
この「ポイント制度」は、寄付者が後日好きなタイミングで返礼品を選べる利便性がある一方で、実質的な「換金性」が高いことから、自治体間の競争をさらに煽る要因となっていました。高額なポイント付与は、自治体の財政に過度な負担をかけるだけでなく、都市部からの税流出問題にも拍車をかけるとの指摘もありました。今回の禁止措置は、こうした過熱した競争状態を是正し、ふるさと納税制度が本来目指すべき地域貢献や地方創生という理念に立ち返ることを目的としています。

・**今後のふるさと納税のあり方**
ポイント制度の禁止により、寄付者は返礼品の「お得さ」だけでなく、各自治体の取り組みや地域の魅力、税金の使途などに、より一層注目するようになることが期待されます。自治体側も、魅力的な返礼品開発だけでなく、地域の特性を活かした独自の施策や、寄付金の具体的な活用方法を明確にアピールするなど、より本質的な魅力で寄付を募る方向へと舵を切ることが求められるでしょう。この見直しは、ふるさと納税制度が持続可能で、より公平な制度として発展していくための重要な一歩となるはずです。