18 2025.09

10月にポイント廃止のふるさと納税、1兆円市場の争奪戦 楽天は総務省提訴 - 日経ビジネス電子版

ふるさと納税、激動の10月へ!ポイント廃止で1兆円市場が大激戦、楽天は総務省を提訴

・ふるさと納税市場に大きな変化の波
日本の地方創生を支える重要な制度として定着した「ふるさと納税」が、この秋、大きな転換期を迎えます。10月からのポイント制度廃止を巡り、寄付額1兆円を超える巨大市場で激しい競争が繰り広げられており、その波紋は大手企業をも巻き込んでいます。

・年間1兆円規模の巨大市場が舞台
税制優遇を受けながら全国各地の特産品を楽しめることで人気のふるさと納税は、年間寄付額が1兆円を超える巨大な市場へと成長しました。多くの自治体や返礼品提供事業者がこの制度に参入し、地域経済活性化の重要な柱となっています。

・ポイント廃止で競争激化
しかし、この巨大市場に大きな変化が訪れます。総務省は、一部の自治体で過度な競争を招いていたとされる寄付額に応じたポイント制度を、10月をもって廃止する方針を打ち出しました。これにより、これまでのポイント還元を重視していた寄付者や、ポイントを強みとしていたポータルサイトは、新たな戦略を迫られることになります。各社は、ポイントに代わる独自のサービスや魅力を打ち出し、限られた寄付者を獲得しようと、まさに「争奪戦」の様相を呈しています。

・楽天が総務省を提訴
この激しい競争の渦中で、大手ECサイトでありふるさと納税ポータルサイトも運営する楽天は、総務省に対して提訴に踏み切ったことが明らかになりました。今回の制度変更が、市場の公正な競争環境にどのような影響を与えるのか、その動向が注目されます。

・寄付者にも影響、新たな選び方が焦点に
ポイント廃止という大きなルール変更を経て、ふるさと納税市場は新たな局面を迎えます。寄付者にとっては、返礼品やポータルサイト選びの基準が変わる可能性があり、各事業者の創意